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基礎。
こんにちは、東京都品川区二葉にあるトリミングサロン「犬の美容室NORWICH(ノーリッチ)」です。
昨日は、競技会での仕上がり確認を兼ね、ご教示いただいている先生のセミナー(テリアのプラッキング)に行ってきました。
ブローの失敗をはじめ、抜く量や形についてなどの指導もありましたが、それ以前に、ナイフの扱いについて注意を受けたことに衝撃を受けました。
どうやらナイフで抜く際に、手を捻ってしまう癖がついていたようで、言われるまで全く気が付かなかったです。
しばらく基本の動かし方の練習をしたのち、プラッキングを行うと、どんどんキレイになることなること。
キョーコちゃん(スコティッシュテリア)をやりだしてから、キレイにならない、上手く抜けないという感じがしていたんですが、動かし方を直しただけでここまで変化するとは…。
改めて基本の大切さを実感しました。
そういえば、以前、先生に上達する人は何が違うのか聞いたときに「基礎が出来ているかどうか」ということを言われました。
プラッキングだけでなく、一つ一つに基本の扱い方があるので、改めて、一つ一つ見直し、もっと上達し、お客様のワンちゃん達により良いものをお届けしていきたいです。
犬の美容室NORWICH 矢羽
残念賞…。
こんにちは、東京都品川区二葉にあるトリミングサロン「犬の美容室NORWICH(ノーリッチ)」です。
昨日はお休みをいただき、トリミング競技会に参加してきました。
結果は残念賞でした…東京の壁は厚い…。
まぁ、シャンプー&ブローの時点で失敗していたので仕上がりも良くなる訳がなく、改めて全ての工程を丁寧にやっていくことの大切さが身に沁みました。
あっ、シャンプー&ブローの失敗と言うのは、タイミングの問題で、テリアは程よく油分があり毛が寝ている状態にしないといけないんですが、洗ってからそうなるまでの期間の設定が上手くいかなかったということです。今回よりもう数日前に洗えば良かったということです。(足や髭の飾り毛は当日洗います)
そういうことですので、ご来店の際に、洗えていなくて失敗ということはないのでご安心ください。
話は戻って、審査の方からは、プラッキング(毛を抜く)は出来ているので、メリハリとポイントポイントできちっと決めていくというアドバイスをいただき、次までの1年はそういった細かい所を詰めていこうかなと思います。
そして、去年初めて挑戦した時は、大暴れしていたキョーコちゃんでしたが、今回はとっても頑張ってくれました!
もちろん多少の暴れはありましたが、私も去年よりアドバイスを多くもらえたし、お互いに成長を感じる大会でした。
キョーコちゃんには苦労をかけますが、これからも一緒に頑張っていきたいと思います。
犬の美容室NORWICH 矢羽
冬は保湿。
こんにちは、東京都品川区二葉にあるトリミングサロン「犬の美容室NORWICH(ノーリッチ)」です。
だいぶ寒くなり、乾燥も気になる季節になりました。
この前、ワンちゃんにも加湿器は必要ですか?と聞かれました。
皮膚の乾燥予防だけでなく、人と同じで感染症予防の観点からも、ワンちゃんのお部屋も適度な湿度を保った方が良いです。
設定も人と同じで湿度40~60%くらい。
また、皮膚が乾燥しやすい子は、加湿だけでは不十分なので、保湿剤も使用すると良いと思います。
乾燥が全体的の場合はスプレータイプ。部分的な場合は軟膏などがおススメです。市販のものだとワセリンは安全性も高いのでおススメですが、皮膚疾患がある場合はそれでは良くならないので、きちんと獣医さんに診てもらってください。
もちろん、健康な皮膚の子が保湿するのも、良い状態をキープすることに繋がるので良いと思います。
余談ですが、トリマーをしていると手が荒れるのでハンドクリームが欠かせません。そんな私のおススメは「ニュートロジーナ・超乾燥肌用」です。
犬の美容室NORWICH 矢羽
車酔いについて。
こんにちは、東京都品川区二葉にあるトリミングサロン「犬の美容室NORWICH(ノーリッチ)」です。
12月は競技会などがあり、犬を乗せて車で移動することが多いのですが、悩ましいのが車酔いです。
我が家の場合、亡くなったケンタは全くしなかったのですが、コタロー(ノーリッチテリア)とキョーコ(スコティッシュテリア)は、車酔いをするタイプなので、結構試行錯誤しました。
コタローの場合、当初は後部座席にゲージで乗せていましたが、目的地に着くころには吐いてゲージも本人もグチャグチャ状態。
乗車前はご飯はあげないとか、少し窓を開けとくとか、楽しい所に行くようにするとか、ミントを嗅がすと良いとか色々やりましたが全く効果がなかったです。
最終的には、乗車中の様子から私と離れているのが不安なんだろうと思い、助手席に座らせるようにしました(犬用のシートベルトはしています)。
ギアが前方にあるタイプの車なので、私にくっついていることも可能で、その途端、吐く回数が激減。今では全く吐かなくなりました。
私も車酔いをするタイプなので分かりますが、車酔いは精神的な要因も大きいので、コタローはそのせいだったんだなと思いました。
キョーコちゃんの場合、当初はクレートに入れていましたが、コタローと同じく目的地に着くころにはグチャグチャ…毛も長いから大変なことになります💦
キョーコちゃんも神経質なところがあり、ちゃんと見て確認しないと不安になるので、コタローの経験を活かし、助手席に…と言いたいところですが、2頭一緒は難しいので後部座席はハンモック型のシートで落ちないようにし、私が見える左後ろに乗せるようにしました(シートベルトはしています)。時々声を掛けながらしていくうちに、距離が長くなるとダメですが、往復のどちらかは吐かない程度にはなりました。
安全面を考えると、クレートに入ってくれるのが一番良いですが、我が家の場合は精神的な部分がだいぶ大きかったので、この方法で改善しました。
あまりに酷い場合は、動物病院で酔い止めをもらえると思いますので、かかりつけ医にご相談ください。
犬の美容室NORWICH 矢羽
保護犬のトリミングをした話。
こんにちは、東京都品川区二葉にあるトリミングサロン「犬の美容室NORWICH(ノーリッチ)」です。
昨日、坂上どうぶつ王国を見ていたら、5年間手入れをされず毛玉だらけになったワンちゃんのトリミングをしているシーンが流れていました。
私も、一度だけそういう子のお手入れをしたことがあり、大変だった記憶があります。
その子は、元同僚の親族が保護犬を迎えるにあたり、お家に来る前にトリミングをしてほしいという依頼でした。
坂上どうぶつ王国の子と同様、何年も手入れをされず、伸び放題・毛玉放題で…とは言え、そこまでは予想の範囲内でしたが、保護をしていた方が好意で洗ったはいいのですが、上手く乾かせず、根元に泡と水分が残っている状態でした。
毛玉でフェルトのようになっている上に湿っている状態でのバリカンは、刃が毛に入らず滑りも悪いので皮膚を傷める危険性もあり、乾かしつつバリカンを入れつつで、本当にちょっとずつ進めるしかない状態でした。
そのワンちゃんがとても辛抱強い子だったので行うことが出来ましたが、朝から晩までかかりました(もちろん途中休憩は入れましたがとても疲れたんじゃないかと思います)。
ちなみにその子はプードルっぽく見えましたが、毛が無くなると、ダックスフンドで、その変わり様にも驚きましたし、スッキリして動きやすくなったからか、少し表情も明るくなったような気がしました。
あと、悲しかったのは、小さな木の破片やトゲが皮膚についた状態で毛玉になり、その毛玉がさらに大きくなることで、じわじわとトゲが皮膚に押し付けられた状態になり、その部分が化膿し潰瘍のようになってしまっていたことです。
1か所だけでなく、何か所もありました。きっと痛みや痒みなど違和感があっただろうに…。
幸い、治療で完治し、毛も生えてきたので良かったですが、ここまでひどい毛玉じゃなくても、毛玉によって皮膚トラブルが発生することはありますので、普段からブラッシングまたは、自分で難しい場合はまめにお店でお手入れしてもらいたいなと思います。
そして、少しでもそういう酷い状態になってしまうワンちゃんがいない世の中になると良いなと思います。
犬の美容室NORWICH 矢羽