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ワンちゃんの健康チェック
こんにちは、東京都品川区にあるトリミングサロン「犬の美容室NORWICH(ノーリッチ)」です。
ここ数日は、少し涼しく、ワンちゃんもお散歩しやすいのではないでしょうか?涼しいので我が家の子の足取りは軽快です。
さて、以前記載したペットセーバー(ペットの救急など)ですが、そこで大切とされているのが「守れる命をまもる」そして、「ペットを守れるのは飼い主さん」ということです。
そのためには、救急の対応はもちろん大切ですが、やはり人と一緒で、早期発見・早期治療が大切になってきますので、今回はそのことを書いていこうと思います。
では実際何をすればいいの?ということですが、それば我が子の普通の状態(健康な状態)を知るという事です。
具体的な項目は以下です。
〇身体チェック
・鼻…湿り具合、色、形など
・目…色、目やに、見え具合など
・口(口周り、口内、歯、舌)…色、出来物の有無、歯石など
・耳…色、ニオイ、汚れなど
・体(首、背、腰、腹、胸、尻)…色、痛み、動きなど
・前足、後ろ足…動き、爪、肉球など
・毛…色、抜け毛、汚れ、ノミダニなど
・肛門、陰部…形、色、大きさなど
・歩き方…ゆっくり歩いた時、走った時、バランス、呼吸状態など
・表情
・普段の体重、呼吸回数、脈拍、体温を知るとなお良いです。
〇排泄チェック
・(便・尿)色、量、回数 、排泄の仕方
〇食事チェック
・食事量、食いつき、食べ方、飲み込み方
・飲水量、回数、飲み方、飲み込み方
異常がないか確認するのではなく、あくまでもお家のワンちゃんの普通の状態を知る、例えばこの子の鼻はこういう形でこれくらい湿っているのが普通と知っていることが大切です。
正常を知っていれば、そこから外れた場合、普段と違う=異常があると分かるというわけです。
また、全部を細かく見れたら良いですが、さすがに神経がすり減ってしまうので、例えば飲水量は何mlまで分からなくても、いつもお皿のここまで減っているということが分かっていれば、普段より飲む量が多いのか少ないのか分かります。飼い主さんの行える範囲で、その子の普通の状態を把握できればと存じます。
定期的な検診ももちろん大切です。血液検査など細かく見れるのもそうですが、獣医さんもその子の普段を診れるので、データだけではない「おかしいな」を感じ取り易くなると思います。
そして、おかしいなと思った場合は、飼い主さんの感覚を信じてください。
我が家のケンタ(この子については後日)は、なんとなく元気がない日が続き、おかしいと思っていましたが、健康診断も異常がなく、問題なしとされていました。
それでもおかしいと思い、違う検査をお願いしましたが、それも異常なし。そして、ある日痙攣を起こし、脳腫瘍(疑い)が発覚しました。
人の場合もそうですが、お医者さんに問題ないと言われるとそうなのか…と思ってしまうことがあると思います。
もちろん、問題ないことが大半ですが、納得出来ていないなら、飼い主さんにしか感じ取れないそれを信じて、その子のために対応していただけるといいのかなと思います。
また、トリミングサロンは0.5次救急の場を担っていると言われています。(一次救急:軽症の外来など、二次救急:入院・手術が必要な医療、三次救急:救命救急など)
正式にそういう言葉があるわけではないですが、病院に行く前の段階で健康チェック、早期発見、健康へのアドバイスなどを行える存在ということで、当店もキレイにするだけでなく、そういった部分のサポートもしていきたいと思っております。
最後に、そもそも触ったりチェックが出来ない場合はどうしたら…という方もいるかもしれませんが、それについては後日、リラックスポジションというしつけ方法について書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします
犬の美容室NORWICH 矢羽
犬種スタンダートのこと。
こんにちは、東京都品川区にあるトリミングサロン「犬の美容室NORWICH(ノーリッチ)」です。
今回は、お手入れについてはちょっとお休みして、犬種スタンダードについて書きたいと思います。
犬種スタンダードってなに?と思うと思います。
世界には公認されていない犬種を含めると、700~800種類とも言われる犬種が存在しますが、その中で、FCI(国際畜犬連盟)やKC(イギリス)、AKC(アメリカ)が公認している犬種にはこの犬種標準(スタンダード)とうものが定められ、これは、その犬種の理想的な姿を現しています。
犬種ごとに細かく決まりがあり、例えば、プードルの毛色は単色で他の色が入ってはいけない、ダックスの胸囲は何センチまではカニーヘンでそれ以上はミニチュアとか…。
ドッグショーでは、この、スタンダードにより近い犬種を評価していくもので、どっちが良い悪いというよりは、スタンダートと照らし合わせてどれだけスタンダードに近いかを見ていきます。
なので、違う犬種同士の審査も出来るというわけです。
そして、この犬種スタンダードというのは、トリミングでもとても大切です。
丸刈りだからいいわ、可愛ければいいわという意見もあるかもしれませんが、私は犬種スタンダードは「犬種を作り上げた長い年月の中、その犬種に一番良いスタイルだからその形になった」と思うので、スッキリにしても可愛くにしても部分部分でスタンダードスタイルを取り入れることで、その子をより可愛くキレイに出来ると考えています。
余談ですが、ビションフリーゼも最初はお顔まん丸スタイルではなかったんですよ。
例えばうちのコタローは、後ろ足が、理想はオレンジの線のような感じですが、実際は黄色線のように膝の曲がりがあまり良くありません。
そのため、後ろ足の可動域が悪く、早歩きになるとピョコピョコすることがあります。これはスタンダードと照らし合わせると欠点になってしまいますね。
と言っても歩き方を変えることは出来ませんが、スタンダードを知っていれば、トリミングの際に理想の形に近づけることは可能で、より健康的でノーリッチテリアらしくなります。(beforeの写真が無くて比べにくくてすみません💦)
他にも、前足が外に開いている子は毛の残し方で真っすぐに近づけたり、足の短い子はカットの仕方で少し長く見えるようにしたりなどスタンダードを元にカバーしていくことも出来ます。
なかなか専門的なことなので、仕上がりを見て、スタンダードを取り入れている…とは思いにくいとは思いますが、当店ではこういった部分も大切に、その子その子がより可愛くキレイにみるようなトリミングを行っております。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
犬の美容室NORWICH 矢羽(ヤバ)
サル痘と最近見たニュースについて。
こんにちは、東京都品川区にあるトリミングサロン「犬の美容室NORWICH(ノーリッチ)です。
怖いなあと思ったニュースがあったので、それについて書いてみます。
まずは本日のニュースで言っていた、サル痘が犬にも感染したというニュース。
サル痘とは、もともとアフリカ大陸で地域的に発生していた感染症だそうですが、2022年5月以降、欧米で前例のない規模で感染が広がっていることで問題になっています。
日本でも何例か確認されており、感染すると発熱・疲労感・頭痛・発疹・リンパ節の腫れが見られるそうで、通常は自然に回復することが多いようですが、小児・妊婦など、重症になることもあるそうです。
感染経路は、皮膚病変による接触感染や飛沫感染で、衣類やタオルなどから感染することもあるようです。
今回のケースは、人がサル痘を発症し、その12日後に愛犬も発症したという話でした。普段添い寝もしていたそうです。
犬にどんな症状が出るかは分かりませんが、もし日本でも広がっていったら、かかってしまうこともあるんだろうかと、考えさせられました。
そして、私も添い寝しているので大きなことは言えませんが、予防のために一つで出来るとしたら、清潔にするということかなと思います。
もう一つ気になったニュースは、神奈川などでカエンダケの発生しているという話です。
食べると死に至ることがあるだけでなく、触れるだけで皮膚がかぶれ(ひどいと皮膚が剥がれ落ちるらしい)てしまうそうです。
さすがに食べることも触ることも無いだろう…と思いながら見ていましたが、いや、散歩中に犬がクンクンするかもしれないぞ!と考えたら気を付けないと思いました。
こういうことは知っていないと気を付けることもできないので、日々、情報を取り入れていかないとなと改めて思いました。
そんな今日この頃でした。
犬の美容室NORWICH 矢羽(ヤバ)
トリミング競技会。
こんにちは、東京都品川区にあるトリミングサロン「犬の美容室NORWICH(ノーリッチ)」です。
トリミングが上手くなって皆様にご満足いただけるよう、日々精進しております今日この頃ですが、技術の向上のためにも、昨年より挑戦中のトリミング競技会のお話をさせていただきます。
トリミング競技会というのは、トリマーが制限時間の中でモデル犬のカットなどを行い、その仕上がりを競う大会で、大会によって、技術を競うもの、スピードを競うもの、いかに犬に負担をかけないかを競うものなど様々な大会があります。
現在、私が挑戦しているのはJKCのトリミング競技会で、犬種のスタンダードなスタイルの、一連の流れや仕上がりを評価していく大会になっています。
なので、プードルはテディベアカットなどではなく、こんな感じのスタイルになります。
出場できる犬種も決まっているため、私はスコティッシュテリアのキョーコちゃんで出場しています。
なぜこの大会に挑戦しているかというと、経験や技術の向上もそうですが、JKCトリマーA級を取りたいというのがあります。
そして、A級を取るには、地域ごとの予選のようなもの(私は東京ブロック)で入賞⇒本部展という全国大会に出場⇒そこで入賞⇒トリマーA級に昇格☆(私はトリマーB級なのでこれですが、C・D級はまた異なってきます)
…と、なかなか大変で何年もかかるかもしれませんが、目標があると楽しいですからね。
ちなみに、普通に昇格試験でA級を目指す方法もありますが、どうせやるなら競技会と思っています(筆記試験をやりたくないというのも無きにしも非ずですが:笑)
そして、8月中旬現在、コートがコントロール出来ていません💦
大会前は2か月コートを伸ばさないといけないんですが、それが10月初め。
テリアは伸ばす前までにコートを作る必要があるのですが、間に合うのか?間に合わせるしかないけど?頑張ります!!
犬の美容室NORWICH 矢羽(ヤバ)
ペットの防災の備え
こんにちは、東京都品川区にあるトリミングサロン「犬の美容室NORWICH(ノーリッチ)」です。
各地で豪雨による被害が出ていますが、明日は関東も台風の予報になっております。
なので、防災の備えについて少々。
まず大切なことは、事前に防災や避難について話し合ったり、決めておくことです。
家にいる時、外出している時、家族との役割分担・連絡方法、避難場所などなど。
…と言っても、私も漠然とした感じではあるので、こういうタイミングで考えてみても良いのかなと思います。
簡単に調べたところ、目黒区や世田谷区は基本的にどの避難所もペット受け入れは可能となっており、大田区もマニュアルがあったりしていましたが、品川区は明確なものがなく、ゲージなどの備蓄があるかも不明で不安を感じております。当店は品川区なので、よりしっかりとした準備が必要かもしれません。
実際に、世田谷区の人が河川の氾濫で同伴避難をした際、なかなか避難所に入れず大変だっとという話を聞いたので、心構えは必要だなと感じました。
【日頃の備蓄】
〇優先度1
7日以上のフードと水、救急セット、病気の子は療法食や薬、ゲージやクレート、首輪・リード(伸縮しないもの)、トイレ用品(シーツなど)、クッションやマット、夏は冷却マット、冬は毛布
〇優先度2
緊急連絡先、ペットの写真(紙の写真も)、マイクロチップ・鑑札、健康手帳(検査結果や既往などがわかるもの)
〇優先度3
タオル、ブラシ、粘着シート、ウェットタオル、ビニール袋、おもちゃ(好きなもの)、ガムテープ
避難の際はたくさんの荷物は持てないので、自分のものも含めてコンパクトにまとめておくと良いと思います。
また、状況によっては、避難所よりも自宅の方が安全な場合があるので、その時々でいい方法を決めていけるといいなと思います。
犬の美容室NORWICH 矢羽(ヤバ)