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お家でのお手入れ(爪切り)
こんにちは、東京都品川区にあるトリミングサロン「犬の美容室NORWICH(ノーリッチ)」です。
前回は違う内容でしたが、引き続きお手入れについて書いていきたいと思います。
お家ケアで難易度が高いとされているのが、そう「爪切り」。
ワンちゃんが嫌がってしまう事が多く、飼い主さんも出血させてしまう怖さがあったり、特に黒い爪の子は血管が見えないため、余計に難しいと感じるのではないでしょうか?
とは言え、爪は伸びていくものなので、放っておくと、爪が折れたり、肉球に突き刺さってしまうこともあるので、やらないわけにはいかないという…。
散歩でたくさん歩けば自然と削れるのでは?と思う方もいるかもしれませんが、犬種やその子の歩き方によっては、ほとんど削れない場合があります。
イメージ的にはがっしり体系や大型犬は爪が削れやすく、軽やかに歩くタイプの子は削れにくいイメージです。(必ずしもではないですが)
また、いずれにしても狼爪(親指)は削れないので、定期的なカットは必要になってきます。
まずは道具についてですが、ギロチンタイプ(左)、ピコックタイプ(右)、その他ハサミタイプのものなどもあります。
個人的には、ギロチンタイプがブレず、安全性も高いため使いやすいと感じます。
ピコックタイプは、巻き爪の場合に使ったりします。
そして大切なのは、切れ味です。切れ味の悪い爪切りだと、痛がったりする場合がありますし、やはりスパッと素早く切れた方がワンちゃんにも苦痛が少ないです。
カットする場所は、色んなサイトにも説明があるように写真の線のイメージです。
問題は、どこまで切るかですが、お家の場合は少しずつカットしていき、断面の真ん中の色や質感が変わったかもとなったら、それが目安です。
実際はもう少し切れると思いますが、そこには血管だけでなく神経もあり、出血せずとも痛みを感じることがあるので、少し長めで良いです。
どうしても怖い場合は、電動やすりなどもあるので、そういうものを利用するのも一つの方法です。
というか、そもそも爪切りする前に嫌がられる…という場合は、まず爪を触られることに慣れるということから始めると良いです。
触らせてくれたらご褒美、次は爪切りで触らせてくれたらご褒美、爪切りを開閉させて音に慣れてもらうのも良いです。
上記が出来るようになったら、最初は一本だけ、先のほうだけカットして終わり。(褒めやご褒美は必ず)
それを繰り返し、少しずつ爪切りが上手になっていけるとよいです…が、その際に切りすぎて痛い思いをさせてしまったり、腕を変な方向に持って痛い思いをさせたりということが無いようにだけ注意しましょう。
ワンちゃんは痛かったことは、結構覚えています。
もちろん、痛みを伴う可能性があるものですので、無理はしすぎず、ワンちゃん飼い主様が苦痛を感じない範囲でケアを行っていただければ嬉しいです。
ケアの方法など質問がございましたら、直接お見せすることも出来ますので、お声がけください。
犬の美容室NORWICH 矢羽