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2022-08-24 15:15:00

お家でのお手入れ(抜け毛)

こんにちは、東京都品川区にあるトリミングサロン「犬の美容室NORWICH(ノーリッチ)」です。

今回は抜け毛処理についてです。

特に季節の変わり目は、お家が毛だらけだよ…という話を良く耳にします。

犬種によっても異なりますが、主にダブルコートのワンちゃんは抜け毛が多い傾向にあります。

ダブルコートというのは、硬い毛(上毛・オーバーコート)と柔らかい毛(下毛・アンダーコード)の二つのコートを持つことで、柴犬・コーギー・チワワ・ダックスフンド・テリア種などなど様々です。

表面の艶のある毛をかき分け、根元の方にホワホワした毛があるのがダブルコートですが、何度もバリカンをかけている子はどちらも柔らかくなるため、区別がつきにくい場合もあります。

抜け毛の処理は必要なの?という疑問もあるかもしれませんが、抜け毛を取り除くことで、皮膚の通気性が良くなって、新しい毛も生えやすくなり、皮膚の健康にも一役買います。

そして、ご期待頂いていたら申し訳ないのですが、抜け毛を減らすことは出来ますが、ゼロにすることは出来ませんのでご了承ください💦

では、まずは抜け毛を取る道具について紹介します。

ブラッシングで紹介したスリッカーやコームなども抜け毛を取るための道具の一つですが、その他にも、ファーミネーターのような細かいクシ状になっているもの、コートキングのようにかぎ爪のようになっているもの、トリミングナイフといったものがあります。

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どの道具を使うと良いか?というと、その子の毛に合い、扱いやすいものを選ぶという事です。

今までの経験上ですと、コートが短く硬めでアンダーコートが多い柴犬やラブラドールレトリーバーなどはファーミネーター系、コートがやや長く柔らかいダックスやチワワ・ゴールデンレトリーバーなどはコートキング系との相性がいいように感じます。

テリアもコートキング系が合いますが、プラッキングを行っている場合はコートが切れてしまうことがあるので、トリマーと相談しながら行っていただけると良いかなと思います。

また、ファーミネーターもコートキングも目の粗さや刃の長さが様々で、同じ犬種でもコートの違いがありあますので、上記はあくまでも参考程度にしていただけると幸いです。

トリミングナイフについてですが、使い方に慣れていないと上手く抜けないですし、ケガをさせることもあるので、最初に使う道具としてはあまりお勧めはしないです。 

 

道具の使い方ですが、基本的には毛の流れに合わせて優しく少しずつ、梳かすように動かしていきます。

抜くんだからとグイグイ動かすと痛いです。これもブラッシングと同じで、まずはどんな感触なのか、自分の腕などに当ててみると良いと思います。

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そして、気持ちよく抜けるので楽しくなり辞め時が分からなくなってくると思いますが、やりすぎると皮膚を傷つけてしまったり、抜かなくていい毛まで抜いて痛い思いをさせてしまうことがあるので、目安としては、梳かすように優しく撫でたときにほとんど毛が抜けていなかったら終了です。

また、写真にもありますが、矢印のところは、凄く切れ味がいいわけではないですが、刃になっています。(ファーミネーターもナイフも窪んだ所は刃です)

なので、ここが皮膚にあたるとケガをしますので、気を付けてくださいね。

 

 最後に、抜け毛が多いだけでなく、どんどん剥げてきてしまうような場合は病気が潜んでいることがありあますので、その場合は動物病院にご相談ください。

 

犬の美容室NORWICH 矢羽(ヤバ)