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2022-08-22 15:23:00

お家でのお手入れ(シャンプー)

こんにちは、東京都品川区にあるトリミングサロン「犬の美容室NORWICH(ノーリッチ)」です。

前回に引き続き、今回はお家でのシャンプーについてのお話です。

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ワンちゃんの皮膚のターンオーバー(入れ替わり)は21日と言われています。(人は30日程度で年齢があると伸びていくそうです、ヒャー💦)

そのため、月に1~2回のシャンプーが理想とされています。

ワンちゃんの皮膚はデリケートなので、シャンプーをしすぎると、必要な油分が無くなり乾燥することで、皮膚のバリア機能が損なわれ、皮膚トラブルをおこしたり、コートが痛んでしまったりします。

ではうちの子も月に1回ですか?あんまり洗ってはいけないんですか?という質問もいただきますが、必ずしもその回数ではなく、生活状況や皮膚の状態によって、その子に合うシャンプー頻度で良いかと存じます。(半年に1回などはお勧めしません)皮膚疾患がある場合は、獣医さんとご相談ください。

細かい方法は色々なところにのっていると思いますが、基本的には「体を濡らす」「シャンプーで洗う」「乾かす」ということですが、そのポイントや注意点を書いていきます。

①体を濡らす

…の前に、まずしっかりブラッシングを行いましょう。抜け毛や毛玉が残っているとしっかり根元まで洗えず、毛玉をそのままにするとフェルト状にかたまってしまい、通気性も悪くなってしまします。 短毛の子も抜け毛を取り除いてからシャンプーを行う方が乾かしやすくなります。

そして、いよいよ体を濡らします。全身しっかり濡らしましょう。これだけで汚れの多くが取れると言われています。

濡らす場合は、足やお尻から少しずつ頭に向かって行います…というのも、人と一緒で、急に体幹にかけてしまうと心臓がビックリしてしまうからです。

お顔を嫌がる場合は、直接シャワーをせず、スポンジにお湯を含ませてちょっとずつ流してあげると良いです。

お湯の温度はぬるいかな?位で大丈夫です。

 

②シャンプー

基本はしっかり泡立てて、優しく泡で洗うイメージです。(人と一緒ですね。)

指の間、脇、顔、耳、肛門・陰部周りなんかが汚れやすい所なのでそこは汚れ具合を確認しながら洗ってください。

あと大切なことは、シャンプーやコンディショナーの使用方法を見てお使いください。

何倍にして泡立てるとか、直接塗布するとかあるので、その通りに使用することが一番効果を発揮出来ます。

コンディショナーは必ずしもではないですが、コートの長い子達はコートを保護するという意味で使っていただくと良いです。

当店では、コートが柔らかい子は柔らかくなりすぎないようコンディショナーを調整したりしています。

そして、出来れば、いや可能な限り保湿をしてください。

シャンプー後はとにかく皮膚が乾燥するので、やはり保湿がとても大切です。(私もお風呂後は痒くなるので、ボディクリームや化粧水やら色々使っています、ワンちゃんも同じです)

スプレータイプ、かけ流しタイプなど色々あるので、使いやすいものを選んでいただけると幸いです。

 

シャンプーを流すときは、濡らすときと同じで、全身をくまなく流しましょう。

顔や耳、内側など流し残しやすいので、しっかり確認しましょう。目に充血がないかは常にチェックしましょう。

 

③乾かす

 まずタオルでしっかりと水分をふき取ります。

その後、ドライヤーを当てますが、距離が近かったり同じ場所に長時間あてると火傷をしてしまうので、確認しながら行ってください。

本当は、乾かしながら梳かせるといいのですが、どうしても動いてしまう子もいると思うので、その場合は支える人と乾かす人の二人で行うと良いのかなと思います。

一人の場合は、「ドライヤーで少し乾かす⇒ブラッシング」を繰り返していけると良いですが、長毛の子はなかなか大変だとは思います。

長時間皮膚が濡れていると、体温調節が上手くできなかったり、皮膚に負担がかかったり、ニオイの原因になったり、折角洗ったのに余計に汚れが付いてしまったりしますので、自然乾燥でもと思うかもしれませんが、しっかり乾かしてほしいです。

 

…と、今回も色々書きましが、改めて書いてみるとお家でシャンプーもなかなか大変ですね。

私もトリマーになる前は特に乾かしが出来なくて困っていました。

ブラッシングのところにも書きましたが、お家では出来る範囲を頑張り、難しいところは遠慮なくトリマーに頼んでいただき、その分をワンちゃんと飼い主様の楽しい事に使っていただけると幸いです。

 

犬の美容室NORWICH 矢羽