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2022-08-21 12:22:00

お家でのお手入れ(ブラッシング)。

こんにちは、東京都品川区にあるトリミングサロン「犬の美容室NORWICH(ノーリッチ)」です。

お家でのお手入れについて質問を受けることが多いので、ちょっとずつ書いていきたいと思います。

今回はブラッシングについてです。

まず初めに、ブラッシングとはですが、ブラシやクシなどを用いて、被毛をとかすことで、それだけではなく、実は様々な良い効果が期待できます。

①皮膚を清潔に保つ(埃や汚れ、ノミダニ、葉っぱなどを取り除くことができる。)

②マッサージ効果(ほどよく皮膚を刺激することで、血行促進・新陳代謝がアップし、皮膚を健康に保ちます。)

③毛玉・抜け毛の予防(汚れだけでなく、毛玉や抜け毛を除去することができます。)

④全身の健康管理(直接触れ合うことで、キズなど普段との違いを見つけることができ、病気の早期発見につながります。)

⑤コミュニケーション(触れ合うことで、大切なコミュニケーションの時間となり、色んな場所に触れるということにも慣れていきます。)

 

毛玉は出来ませんが、こういった理由から、短毛のワンちゃん達にもブラッシングは必要です。

後に書きますが、短毛のワンちゃんは獣毛ブラシやラバーブラシが良いかと思います。

頻度としては毎日を推奨されることが多いですが、正直、私も毎日は行っていないですし、毎日はなかなか大変💦

ケアが負担になってはワンちゃんも飼い主様にもよくないので、毎日じゃなくとも、まずは飼い主様が出来る方法、範囲で行っていただけると良いのかなと思います。

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ブラッシングの道具も色々あり、写真左から、「スリッカー」「コーム」「ピンブラシ」、その他「獣毛ブラシ」「ラバーブラシ」など、補助的に「ブラッシングスプレー」などもあります。

個人的な意見ですが、毛玉が出来やすい子やプードルなどはスリッカーブラシを勧められることが多いと思いますが、正直、スリッカーブラシの扱いには練習が必要です。

上手く扱わないと痛かったりケガをさせたりする⇒ワンちゃんが嫌がる⇒ブラッシングが出来なくなる…ということにもなるので、お家ではピンブラシや獣毛ブラシを使い、小さい毛玉はお店で取ってもらうという方法でも良いのかなと思います。

 

 やり方のポイントは、どのブラシでもそうですが、毛の流れに沿ってとかすことと、とにかく優しくです。(以前のブログで皮膚の事を書きましたが、ワンちゃんの皮膚は乳幼児と同じくらい薄くデリケートです)

実際に行う前に、自分の腕とかに当ててやってみると感じが分かると思います。

そして、少しやったら褒めたりご褒美をあげたりを繰り返し、時間は短時間で、1度に全部やろうとしないという感じです。

あとは、一気に広い面をやろうとせず、小さな束をちょっとずつ順番にほぐしていくイメージで、ブラシも、全部の面を使うのではなく、小さな束にあたる部分だけを使ってとかすというイメージです。

また、ブラッシングスプレーについてですが、意外と説明を確認せず、濡れたままとかしている方が多いです。

濡らして浸透させ、乾いた段階でとかすというものが多いので(勿論濡れたままとかす場合もあります)、その製品の使い方に合わせて使用していただけるとより効果を発揮できると思います。

余談ですが、私はブラッシングスプレーを使用する場合、ドライヤーで乾かしながらブラッシングしています。

 

色々お話ししましたが、私達トリマーは練習を重ねてブラッシングが出来るようになっています。

最初の自分を思い出すと、勿論上手な人もたくさんいらっしゃいますが、犬を迎え入れてすぐにブラッシングが出来るようになるというのは相当努力が必要な気がします。

これも個人的な意見になりますが、上手くいかず、お互いにお手入れが苦痛になってしまうようでしたら、出来る所まではお家で行い、難しい所はトリマーに任せていただいても良いのかな…と、そしてその分は、ワンちゃんと楽しく過ごす時間に充てていただければとても嬉しいです。

 

犬の美容室NORWICH 矢羽(ヤバ